漢方薬

漢方薬は「生薬」と呼ばれる自然界に存在する植物や動物や鉱物などの薬効部分を複数組み合わせたお薬です。長年の治療の経験から製法・用法・用量が決められ体系化されています。

元来は煎じ薬ですが、現在、医師から処方されたり市販薬として売られているものは飲みやすくするために体系化された生薬を煎じてエキスを抽出し、顆粒や錠剤に加工したもの(エキス製剤)です。

西洋医学のお薬との違いは?

 西洋医学のお薬漢方薬
成分人工的に合成された化学物質生薬(自然界に存在する植物や動物や鉱物などの薬効部分)
成分数単一成分複数の生薬の組み合わせ
効果単一成分のためピンポイントの症状に対応生薬の組み合わせにより色々な病状に対応
処方同じ症状や同じ病名の患者には同じ薬それぞれの体質や体格、症状で違う漢方薬の場合もある
即効性ピンポイントの症状に強い薬理作用を示すため即効性が高い即効性が高いものから飲み続けるものまで症状に応じる

漢方薬

漢方薬が体に優しいと考えられているのは「生薬」が成分となっているからです。

その他、漢方薬も鍼治療やマッサージ(推拿)と同様「気」と「血」の巡りを正常に戻すことで治癒に導くので「未病」にも効果があり、病の予防にもなります。

治療法と同じでどちらが良いということではなく、症状や体質などに応じた薬を服用することが大切です。

漢方薬の種類

漢方薬は、自然界の物質「生薬」で構成されていますから、数千種類も存在します。
そのうち日本で効果が実証され、製造できるものは数百種類が知られており、148方剤が保険適応として認可されていることからも漢方薬の効果が認められていることがわかります。

当院では西洋医学のお薬と漢方薬(エキス製剤)を症状や飼い主様の要望に応じ処方しています。
当院で動物に適していると判断し処方している漢方薬だけでも45種類あります。
(一部の漢方薬は動物用のためサプリメント扱いとなり保険対象外です。)

どうやって服用するのか

漢方薬は食前・食間の空腹時に服用することで最大限に効果が出るようになっていますが、動物の場合は服用しやすさを考慮し、食餌と一緒に服用をお勧めしています。
西洋医学のお薬との服用方法に違いはありません。
ただし、お薬ですから飲み合わせに注意が必要です。当院以外で処方されているお薬を飲んでいる場合はご相談ください。