東洋医学とは

東洋医学では体の基本を「気(生気)」と「血(血液)」と「津液(水分)」と考え、このうちの「気」と「血」の体の巡りの状態が良い時が健康、悪い時を不調状態とします。
病気を治癒に導く、つまり不調状態を正常に戻すための自らの自然治癒能力(治す力)を鍼灸や漢方を用いて引き出すお手伝いをするのが東洋医学です。

当院では「中医学」(中国の伝統医学)を専門的に学んでおり、鍼灸・漢方薬とともに中国三大医療の一つの手技治療法である「推拿(すいな)」いわゆるマッサージも東洋医学の治療法として用いています。

西洋医学との違い

西洋医学と東洋医学では病に対しての基本的な考え方に違いがあり、「病気を治す」という目的は同じでも治療法は全く異なります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、当院では患者様の年齢や症状に合わせて、西洋医学と東洋医学とを併用した治療を行っています。

東洋医学のメリット・デメリット

西洋医学と東洋医学、それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらの方が優れている、どちらの方が治るということではありません。症状や年齢、体質に合った治療法を選択する必要があります。東洋医学(鍼治療・漢方薬・推拿(すいな))の治療を考える上で、より詳細な東洋医学のメリット・デメリットを知ることが大切です。

なぜ、東洋医学を行っているの?

「ほかに何かできませんかね」
大学病院で椎間板ヘルニアの手術をし、術後半年間リハビリを続けるものの結果が出ないミニチュア・ダックスフンドの飼い主様からの一言からでした。
「なんとかしてあげたい」その気持ちから私は動物への鍼治療を学び、その子は鍼治療で回復し歩けるようにまでなりました。そしてこのことをきっかけに私は東洋医学に傾倒していきました。

東洋医学を選ぶ理由

病気の際、西洋医学の治療を受けてそこで治癒することがほとんどです。
しかし、高齢や持病があって手術が難しかったり、手術を希望されなかったり、西洋医学の治療では効果が出なかったり、他に何かできることをしてあげたかったり、治癒が難しい病気でつらい症状の緩和をしてあげたかったり…東洋医学を選ぶにはそれぞれ理由があります。
東洋医学では、ほとんどの疾患や症状に対して治療が可能です。お気軽にご相談ください。

東洋医学のセカンド・オピニオン

当院では、積極的にセカンド・オピニオンを受け入れております。

当院に東洋医学の治療を目的として来院される場合、ほとんどがかかりつけの病院で初期治療・診断が行われて別の選択肢を探したり、西洋医学の治療で効果が出なかったりとセカンド・オピニオンです。飼い主様のご希望を伺い、東洋医学の視点での治療方針や治療内容をご説明します。お気軽にご相談ください。

セカンド・オピニオンをしたからといって、必ず当院で治療を始めなければならないということはありません。また、予防など、普段の通院はかかりつけの病院にとお願いしていますのでご安心ください。

当院で行う東洋医学

鍼治療

鍼治療

マッサージ

マッサージ

漢方薬

漢方薬

リハビリテーション