2020年11月2日 / 最終更新日 : 2020年11月2日 坪井どうぶつ病院 治療ブログ 推拿(マッサージ)の反応 ペキ・シュナ 2020/10/31 鍼治療のブログが多いですが、その子の症状に合わせて鍼治療よりも推拿(マッサージ)が適応であったり、鍼治療でも治療中にはマッサージをします。 動物にマッサージと思うかも知れませんが、10月31日に治療に来たこの子たちは非常にコリがあり、ツボを刺激されると「イタタタ」なのか「痛気持ちいい」のか体に反応が出ます。 まずはペキニーズのNちゃん15歳。高齢で動きにくくなっているとのことでしたが体中がコリで硬くなっていたので鍼をしながら全身マッサージ。特に膝のツボ(陽陵泉)を押された途端に「そこそこ!」と言わんばかりに前足をジタバタ。相当、効いているようです。 その後に来たのはMシュナウザーのLくん。 立ち上がるときに後脚が辛そうと8月中旬に来院。かかりつけで検査したものの特に問題なしとのこと。 診察すると首、左脇腹、臀部とに痛みあり。特に首は痛みが激しいようでした。鍼とマッサージをして帰宅。翌日には飼い主様より電話にて非常に調子が良いとのこと。 1週間に1度のペースで4回、以後2週に1回、現在は月一で良好状態を維持しています。 今日も首をマッサージされて思わずビクビクっとしています。 最近はヘルニアではなく、立ち上がることが辛そう、足がもつれる、歩行がうまくいかないなどの症状で来院される子が多くなってきました。 飼い主様は年齢的なことや、このMシュナウザーくんのように足腰のことなので腰痛と思って来院するのですが、首のコリが原因のことも多いです。